加齢に伴う関節の変化
年齢を重ねるとともに、軟骨をはじめ、骨や関節を包む組織に変化が生じることがあります。こうした変化があっても、痛みの程度は人によって異なります。
Knee Osteoarthritis
膝の音だけで、痛みや腫れ、動かしにくさがない場合は、必ずしも治療が必要とは限りません。
膝の痛みは我慢せず、早めのご相談で今の状態を確認しましょう。
Check
変形性膝関節症は加齢とともに多くの方にみられる病気ですが、進行の程度や生活への影響には個人差があります。以下のような症状に心当たりがある方は、一度ご相談ください。
Caution
次のような症状がある場合は、早めの確認が必要です。当日中に医療機関へご相談ください。
これらの症状があるからといって、必ず重い病気というわけではありません。必要な検査や治療の時期を逃さないための受診目安です。
Cause
変形性膝関節症は、軟骨だけでなく、骨や関節を包む組織など、膝関節全体に変化が起こる病気です。年齢、体重、筋力、脚の形、過去のけがなど、複数の要因が関係します。画像上の変化と痛みの強さが必ずしも一致しないこともあります。
年齢を重ねるとともに、軟骨をはじめ、骨や関節を包む組織に変化が生じることがあります。こうした変化があっても、痛みの程度は人によって異なります。
膝関節には体重の数倍の負荷がかかるとされ、体重や太ももの筋力が症状に影響することがあります。体重が症状に影響している場合は、無理のない体重管理が症状の軽減につながることがあります。
脚の形(アライメント)によって、膝の内側や外側など一部に負担が偏ることがあります。
過去に膝の骨折や、半月板・靱帯の損傷がある場合、時間がたってから膝への負担のかかり方が変わることがあります。
立ち仕事や重い物の持ち運び、スポーツなど、膝に繰り返し負担がかかる状況が関係することがあります。
急に強く腫れた、発熱がある、複数の関節が腫れている、転倒後から痛む場合などは、変形性膝関節症以外の原因を確認することがあります。関節の腫れが複数ある場合は、慢性関節疾患・リウマチのページもご覧ください。
Diagnosis
症状や膝の状態を確認し、治療方針を検討するために、以下の流れで診療します。
痛みが出るタイミング、生活背景、既往歴などをお伺いします。
膝の腫れや熱感、押したときの痛み、関節の動く範囲、靱帯の安定性、脚の形や歩き方などを確認します。症状に応じて、半月板や神経・血流の状態も調べます。
X線検査では、関節の隙間や骨の変化、脚の配列などを確認します。症状や診察所見から半月板・靱帯損傷など別の病態が疑われ、治療方針の判断に必要な場合にはMRI検査を検討します。
当院は隣接する「かわくぼ脳神経外科」と連携しており、MRI・CT検査が必要な場合にはご案内します(当院にMRI・CT装置は設置していません)診察や検査の結果をもとに、現在の状態と治療の選択肢についてご説明します。
Treatment
病気についての説明と運動療法を中心に、必要に応じて薬や注射などを組み合わせて検討します。効果の現れ方には個人差があります。
多くの変形性膝関節症は、まず手術によらない保存療法から検討します。以下は、その内容です。
膝の状態や痛みの特徴、日常生活での工夫についてご説明します。画像上の変化が大きくても、痛みの強さと必ずしも一致するわけではありません。
一人ひとりの状態に合わせた運動療法は、痛みの軽減や身体機能の維持・改善を目指す基本的な治療の一つです。物理療法を併用することはありますが、それだけで症状が改善するわけではありません。
体重が膝への負担に関係していると考えられる方には、生活状況に合わせて、無理のない進め方を一緒に考えます。
痛みや炎症をやわらげ、運動や日常生活を続けやすくするために、症状に応じて薬を処方する場合があります。
症状に応じて、関節内注射等を検討する場合があります。運動や日常生活を続けやすくするための選択肢の一つです。
症状や活動内容によっては、装具の使用をご提案する場合があります。すべての方に必要なわけではありません。
Rehabilitation
当院では、理学療法士(PT)が変形性膝関節症の症状の軽減に向けたリハビリテーションを担当します。
Self-care
症状の軽減と膝の機能維持のために、日常生活で意識していただきたいポイントをご紹介します。
Course
症状や生活への影響によって治療内容は異なります。セルフケアは、治療の最初から取り組む基本の一つです。
問診や診察、必要に応じた検査で、膝の状態を確認します。
症状や生活でお困りのことをふまえ、治療方針を相談します。
日常生活での工夫や運動療法を中心に、必要に応じて薬や注射などを組み合わせます。
状態に応じて、再診や治療内容の見直しを行います。
※すべての方に定期的な診察やリハビリが必要なわけではありません。
FAQ
膝の中に炎症が起こると、関節液が増えることがあります。腫れが強い場合や原因を確認する必要がある場合には、関節液を採取することがあります。すべての場合に水を抜くわけではなく、症状と原因を確認して判断します。急な強い腫れ、熱感、発熱がある場合は、当日中にご相談ください。
水を抜く処置そのものが原因で、膝に水が溜まりやすくなるわけではありません。膝の炎症が続いていると、処置後に再び関節液が増えることがあります。繰り返す場合は、炎症の原因や治療方針を確認します。
長期間まったく動かさないと筋力が低下することがあります。一方、強い痛みや腫れがあるときに無理をする必要はありません。痛みが大きく増えない範囲で身体を動かし、歩く量や運動内容は状態に合わせて調整します。
痛みや関節の動く範囲によって異なります。無理に正座を練習する必要はなく、歩行や立ち座りなど、生活に必要な動作を楽にすることを優先します。正座のしやすさや回復の程度には個人差があります。
すべての方に必要なわけではありません。不安定感や特定の動作での痛みに役立つ場合があります。症状、脚の形、活動内容に合わせて選び、サポーターだけに頼らず、可能な範囲で運動療法などと組み合わせることが大切です。
画像上の変形だけで手術が決まるわけではありません。運動療法、薬、注射などの保存療法を行っても強い痛みが続き、歩行や日常生活への支障が大きい場合に、手術を選択肢として検討します。年齢だけで一律に決まるものではなく、症状や生活上のお困りごとを確認して判断します。
Hours
診療時間:午前 9:00〜13:00/午後 14:00〜18:00
受付終了:午前 12:30/午後 17:30
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