Column
交通事故後、レントゲンで「異常なし」でも痛いのはなぜ?
― 首・腰の痛みとリハビリについて ―
交通事故のあと、「レントゲンでは異常がないと言われたけれど、首や腰が痛い」と不安になる方もいらっしゃいます。
レントゲンで骨に明らかな異常が見つからなくても、痛みが続くことはあります。検査結果だけでなく、症状の経過や体の動きを合わせて確認することが大切です。
レントゲンだけでは分からないこともあります
レントゲンは、骨折や脱臼など、骨の状態を確認するための検査です。一方、筋肉や靱帯などの状態は、レントゲンだけでは十分に分からない場合があります。
事故の衝撃で首の周囲の筋肉や靱帯などが傷つき、痛みや動かしにくさが生じることがあります。「異常なし」という説明を受けても、症状が続くときは診察時にお伝えください。
生活の中で困っていることもお聞かせください
痛む場所に加えて、どのような動作で困るのかも診察の手がかりになります。
- 振り向くと首が痛い
- 長く座っていると腰がつらい
- 家事や仕事の動作で痛みが増す
- 手足にしびれや違和感がある
事故の時期、症状が出始めた時期、その後の変化も、分かる範囲でお聞かせください。
追加の検査は、診察の結果に応じて検討します
痛みが続く方すべてに、MRIやCTが必要になるわけではありません。
当院では症状や診察所見を確認し、必要な場合は、連携医療機関でのMRI・CT検査をご案内します。画像の結果も、症状や診察所見と合わせて判断します。
リハビリは、症状と回復段階に合わせて進めます
治療では、症状に応じて薬や物理療法、理学療法士によるリハビリなどを検討します。
リハビリでは、医師の判断のもと、理学療法士が体の動きや日常生活で困っていることを確認します。運動の内容や負荷は状態に合わせて調整し、日常生活への復帰を支えます。
通院頻度や治療期間は一人ひとり異なります。仕事や家事などのご事情も含め、医師と相談しながら進めましょう。
痛みが続くときは、ご相談ください
「骨に異常がないから」と自己判断で我慢せず、現在の症状や経過をお伝えください。
みやざき整形外科では、交通事故後の首・腰の痛みや、しびれについてご相談いただけます。
診察は予約不要です。リハビリは医師の診察後、予約制で行います。
なお、事故後に意識がぼんやりする、頭痛が強くなる、繰り返し吐く、手足に新たに力が入りにくい場合は、保険の手続きより先に救急医療機関へご相談ください。
参考資料
- 日本整形外科学会. 「外傷性頚部症候群」. 症状・病気をしらべる。
日本整形外科学会の解説を見る
閲覧日:2026年10月23日