炎症が関係する病気
関節リウマチ:朝のこわばり、手指・手首の腫れ、だるさなどを確認します。
脊椎関節炎:長く続く腰やお尻の痛み、腱の付け根の痛みなどを確認します。
Chronic Joint Disease
慢性関節疾患は、痛みだけでなく生活への影響や将来への不安も大きい病気です。検査結果だけでなく、今どこに困っているかを一緒に整理します。
Caution
「当日中」の症状で診療時間外の場合も、救急医療機関にご相談ください。症状だけで原因は決まりません。必要な検査や治療の時期を逃さないための目安です。
Conditions
長く続く関節の痛みには、炎症や加齢による変化、関節内の損傷、神経の圧迫などが関係することがあります。同じ痛みでも原因や治療は異なります。
関節リウマチ:朝のこわばり、手指・手首の腫れ、だるさなどを確認します。
脊椎関節炎:長く続く腰やお尻の痛み、腱の付け根の痛みなどを確認します。
変形性膝関節症:歩き始めの膝痛、階段や正座のつらさ、腫れなどを確認します。
変形性股関節症:鼠径部の痛み、歩き方の変化、股関節を曲げたときの痛みなどを確認します。
股関節唇損傷:脚の付け根の痛みや痛みが出る動作を確認し、必要に応じて画像検査を検討します。
変形性脊椎症:慢性的な首・腰の痛み、手足のしびれ、手先の使いにくさなどを確認します。
Diagnosis
いつから、どの関節が、どの動作でつらいかを伺います。朝のこわばり、しびれ、全身症状も大切な手がかりです。
腫れ、熱感、可動域、筋力、歩き方、神経症状を確認します。
必要に応じて血液検査、レントゲン、超音波検査などを組み合わせます。MRIが必要な場合は、隣接する「かわくぼ脳神経外科」でのMRI検査をご案内します(当院にMRI装置は設置していません)。
診察や検査の結果をもとに、現在の状態と治療の進め方を、生活上の困りごとに合わせて説明します。
Treatment
治療は病気ごとに異なり、診察や検査の結果、生活への影響をふまえて相談しながら決めていきます。
診察や検査で炎症の状態を確認し、薬による治療を中心に、生活の工夫などを組み合わせて検討します。薬の内容は状態に応じて調整します。
変形性関節症では、運動療法や体重管理、日常生活の工夫などを検討します。股関節唇損傷などは、診察や検査の結果に応じて治療方針を相談します。
症状や経過に応じて画像検査を行い、薬、リハビリテーション、生活指導などを検討します。
※実際に行う治療は状態によって異なります。詳しくは診察時にご相談ください。院長 宮﨑幸政は、日本整形外科学会認定 整形外科専門医・リウマチ医・脊椎脊髄病医です。
FAQ
朝のこわばりが続く場合は、関節リウマチを含めて確認したいサインのひとつです。
手指や手首、足の指などの小さな関節に腫れや痛みが出ることがありますが、症状の出方は人によって異なります。診断は血液検査だけで決まるわけではなく、診察、レントゲン、超音波検査などを組み合わせて総合的に判断します。
関節リウマチは、早期から適切に治療することで、症状が落ち着いた状態を目指せる病気になっています。薬は痛み止めだけでなく、炎症を抑える目的でも使います。
薬の種類や量は、診察や血液検査で状態を見ながら主治医が調整します。続ける期間や中止できるかどうかは人によって異なるため、自己判断で減らしたりやめたりせず、主治医に相談してください。
ご家族と同じ経過になるとは限りません。
現在は関節リウマチの治療が進歩しています。まだ診断されていなくても、関節の腫れやこわばりが続く場合はご相談ください。すでに診断されている場合は、治療方針を一緒に確認することが大切です。
だるさ、微熱、目の乾きには、さまざまな原因があります。関節リウマチに関連して起こることもありますが、それだけとは限りません。
関節の症状と関係ないと決めつけず、気になる症状を診察でお伝えください。なお、リウマチの治療薬を使用中の方は、発熱、続く咳、息切れが出た場合は、処方した医療機関に早めに相談してください。
腰やお尻の痛みが長く続き、朝のこわばりがあったり、動くと少し楽になったりする場合、脊椎関節炎を考えることがあります。ただし、年齢や症状の続いた期間だけで決まるものではありません。
アキレス腱の付け根や足底の痛みを伴うこともあります。症状の経過を伺い、必要に応じて画像検査や血液検査を行います。
歩き始めや階段、正座で膝が痛む場合、変形性膝関節症の可能性があります。初期には動き出しがつらく、少し動くと楽になる方もいます。
治療は、運動療法や体重管理、生活の工夫などの保存療法が中心で、症状に応じて痛み止めなどを組み合わせます。詳しくは膝関節症の治療についてをご覧ください。
手術を今すぐ決めなければならないとは限りません。手術を検討するかどうかは、歩けるかどうかだけでなく、痛み、生活への影響、画像所見、これまでの治療経過を合わせて考えます。
まだ日常生活を続けられている場合は、保存療法を続けながら経過を見る選択肢もあります。迷う場合は、急がず、診察で状況を整理しながら相談しましょう。
歩くと体が片方に傾く原因はひとつではありません。股関節を支える筋肉の力の低下が関係することもあれば、股関節や膝、腰の状態が関係することもあります。
股関節の不調では、太ももや膝に痛みを感じる場合もあります。鼠径部の痛み、歩き始めのつらさ、足を引きずる感じがあれば、診察とレントゲンで確認しましょう。
股関節が浅いと言われたことがある方は、股関節の軟骨に負担がかかりやすい場合があります。ただし、必ず変形性股関節症になるわけではありません。
今痛みがなければ、活動を過度に制限する必要はありません。体重管理や無理のない運動を心がけ、鼠径部の痛みや歩き始めの痛みが出たら早めにご相談ください。
股関節唇損傷は、股関節の受け皿の縁にある関節唇の損傷です。FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)や股関節の形成不全などに関連することがあります。
ただし、脚の付け根の痛みだけで診断はできません。痛みが始まったきっかけや痛む動作を伺い、診察と必要に応じた画像検査を組み合わせて確認します。
FAIは、股関節を動かしたときに骨同士がぶつかりやすく、関節唇や軟骨に負担がかかる状態のことです。股関節を深く曲げる、内側にひねる動きで痛むことがあります。
画像の所見だけで診断が決まるわけではありません。痛みが出る動作や経過などの診察所見と合わせて、治療方針を考えます。
慢性的な肩こりや腰痛の背景に、変形性脊椎症が関係していることがあります。
加齢に伴って椎間板や背骨の関節に変化が起こり、首や腰の痛み、動かしにくさとして出ることがあります。ただし、レントゲンで変形があっても症状がない方もいるため、画像だけでなく症状と合わせて判断します。
手先が使いにくい、字が書きにくい、ボタンがかけにくい、歩くとふらつくといった症状は、首で神経が圧迫されているサインのことがあります。
手先の使いにくさと歩きにくさが続く場合は、早めに受診してください。詳しくは頸椎症・しびれの治療についてをご覧ください。
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